夢中で取り組めることは何ですか?
「とにかく踊れることが楽しいと思った」「毎日バレエができるので嬉しかった」。9歳からバレエを始め、その後単身イギリスに渡り英国ロイヤルバレエに入った時のことを、吉田都さんはこう振り返ります。日本から遠く離れた場所で、当時英語があまり話せず戸惑うことが多いなか、大好きなバレエに無我夢中で取組んでいるうち「気がついたら、慣れていた」とのこと。その後、怪我やプレッシャーを乗り越え、吉田さんは最高峰のバレリーナであるプリンシパルの座を獲得、維持されました。
あなたにとって、「とにかく楽しくて仕方がない」「多少の障害があっても好きだから続けられる」ことはどんなことですか?また、それは現在のお仕事にどの程度関連づけられるでしょうか?
キャリアカウンセラーとしてご相談を受けていると、現在取り組んでいる仕事について「興味が持てずやりがいを感じられない」とおっしゃる女性に多く出会います。しかし、好きなことを直接仕事にできなくとも、お仕事のどこかで活かすことは可能ではないでしょうか。例えば、絵を描くことが好きな人が芸術家にならなくとも、会社で資料作成時に図解や写真のレイアウトなどで活かす場面が挙げられます。あなたの場合はどうですか?
よりどころとなる強みをもつ
世界のトップレベルのダンサーが集まるロイヤルバレエ時代について、吉田さんは「自分は幼く、手足が長くグラマーな周りの人に圧倒された」「イギリスの人たちは、役柄にはいってうまく魅せていて、表現力があり焦った」とおっしゃいます。一方で、日本のバレエ教室で培ったテクニックが、実はイギリスでは大変高度な技術であることを知ります。テクニックの完璧さに周囲が驚くほどで「技術が自分のよりどころとなった」そうです。こうして、吉田さんは高度な技術にさらに磨きをかけ、高い評価を不動のものとしていきました。
現在、あなたのお仕事や暮らしにおいて、周りの人と比べて難なく出来ていることや、「すごいね」と言われることはありませんか? あなたが何気なく出来ていることは、あなたにとっては当たり前すぎて気付きにくくても、実はあなたの強み・差別化ポイントなのです。ぜひ、家族や職場の人にあなたの「ここがすごい」というところを聞いてみましょう。そして、その強み・差別化ポイントをさらに強化していくことをお勧めします。ご自身の強みが明確になることは、より満足度の高い職業を選択するための判断基準にも繋がります。

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