2010.7.30

夢に向け勉強中。
でも子どもとの時間が短く、後ろめたさも

 

小室淑恵さんに聞く 輝く女性のマネジメント術

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夢に向かって勉強中。でも子どもに後ろめたさも。どう説明すれば

31歳です。官公庁で平日アルバイトをしながら税理士試験を目指して勉強しています。子どもは2人(小学校1年生と3歳)います。週末のうち1日は、朝から夕方まで夫に子どもの面倒をみてもらい、学校に通っています。平日、一緒にいる時間が限られている上に、休みも一緒ではないことに後ろめたさも感じていますが、税理士になる夢もあきらめられません。小学校に入った上の子からは「○○ちゃんのお母さんはいつもおうちにいるよ」などと言われるようになってきました。子どもにどう説明すればいいでしょうか。

子どもに「ママの夢が叶う=自分にとっても良いこと」と感じてもらう工夫を

税理士が何か分からなくても、「ママには将来の夢があるんだ」ときちんと話してみましょう。なぜ友達と違って自分の母親は家にいないのかーー。小学校に入っていろいろな友達ができて、そんな疑問がいつも頭にあるのだと思います。その疑問に「お仕事だから」「勉強しているから」と一言二言でお茶を濁すのではなく、一度きちんと説明する。もしかしたら、難しくて完全には理解してもらえないかもしれない。でも親が自分にちゃんと説明してくれた、ということ自体が子どもにとっては大きいのです。その経験があるかないかで、子どもの納得感が全く違ってくるので、まずは逃げずに「こんな夢がある」と語ってみて下さい。

子どもの納得感を高めるために、お母さんの夢が叶うことは、自分や家族にとってもいいことなんだ、と感じてもらえる工夫もしましょう。例えば、学校のテストで良い点だったから夕食後にみんなでケーキを食べる、1科目合格したら家族みんなにもプレゼント、などを決めます。それを前もって宣言して子どもと約束しておきます。すると、「ママの夢が叶う=自分にも良いことがある」というWin−Winの関係を分かって、週末、学校に行く時も「(自分のためにも)がんばって勉強してきてね」と送り出してくれると思います。

実はこのWin−Win作戦、私も時々活用しています。朝、子どもが「お仕事行かないで〜」とぐずった時に「あの(欲しがっていた)おもちゃを買うために、がんばって仕事に行ってくるね!」と言うと、態度がけろっと変わって「うん、がんばってきて」と手を振ってくれるのです。

「夫に子どもの面倒をみてもらっている」という考え方もやめましょう。父と子が水入らずで一緒に過ごせる機会を作ってあげているんだ、と発想を転換して下さい。休日に家族全員で過ごしている時に、子どもが話しかける回数や実際に会話する時間って、対父親と対母親でどちらが多いですか。あなたと話している時間の方が長いのではないでしょうか。実は、あなたがいない休日は、父と子のきずなを深めることのできる大事な時間でもあるのです。

子どもがその時間を楽しめるかどうかは、夫がこの状況をどう説明するかにかかってきます。「ママ出かけちゃったからお留守番だね〜」みたいな受け身的な言い方はNG。「さぁ、○○しよう」と前向きに働きかけ、子どもが「ママ何しているのかな」と言い出して寂しがったら「ママが疲れているっていう信号が来たのかな。よーし、ママがお勉強をがんばれるように、二人でパワーを送ってあげよう」などと演出する。夫にとっても、「ママいない〜」とぐずられるよりラクなはず。事前に夫に「こんな風に説明してね」「(子どもの好きな)あのテレビ番組のヒーローになりきって演出するといいかも」などと伝えて協力してもらいましょう。

子どもに対しても夫に対しても、後ろめたさを感じる必要は全くありません。あなたが外で勉強している時間は、同時に子どもにとっても夫にとってもかけがえのない時間です。「応援してくれてありがとう」という気持ちで、夢に向かって集中して励んで下さい。

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